[ケース1][ケース3][ケース2][ケース4]パワーウインドーのスイッチを押し続けなくても、窓ガラスの上昇や下降を自動的に行うのがロールアップ機構。(UP!を除く)高速道路の料金所などで非常に便利な装備です。この機能が、突然作動しなくなった、スイッチを押している間は普通に動くのに…。そんな時に考えられる原因はバッテリーの交換。自分でバッテリーを交換したり、量販店などで電装品を取り付けるためにバッテリーを外したりすると、この現象が起こる可能性があります。故障ではありませんが、ロールアップ機構を作動させるためには、フォルクスワーゲン正規ディーラーへ車をお持ちください。目的地に到着。エンジンを切り、ドアをロックし、車から離れようとすると、なにか動いている音が聞こえる…。そんな経験はありませんか? それはエンジンルーム内のファンが回転している音です。フォルクスワーゲン車はエンジンを切った後でも、エンジンを冷やすために、ファンが回り続けることがあるのです。特に夏場など、気温が高い時に作動することが多いのですが、異常や故障というわけではありません。気温や走行状況などによって、作動時間は異なりますが、ファンの回転は数分ほどで停止します。もし数分たっても停止しないようでしたら、お近くのフォルクスワーゲン正規ディーラーへお越しください。車内にいるとき、誤ってリモコンを操作しませんでしたか? フォルクスワーゲン車は盗難防止のために、リモコンでロックすると、中から手動でロックを解除することはできません。必ずリモコンを使って解錠してください。これはウインドーを割って、車内に侵入する犯罪者に対する対抗策のひとつ。犯人が割れたウインドー部分から車内のロック部分に手を伸ばし、ロック解除することを防ぐためです。ドアが開けられない犯人は、車内に置いてある物や装備品の盗難を諦める…というわけです。なお、この機能は、ドアの外からキーを使って施錠した場合にも働きます。※2014年以降のオートアラーム非装備車には、この機能は搭載されていません。たまに、エンジンを掛け損なうことがあります。こんなとき日本車では、そのままもう一度イグニッションキーを捻れば、またセルモーターが回ります。しかし、フォルクスワーゲンは、一度、キーを完全にOFFにしないと、セルモーターを回すことができません。これは、エンジンが掛かった状態でセルモーターを回してしまうことを防ぐための安全装置です。ユーザーにフレンドリーなフォルクスワーゲンとはいえ、ときには「えっ?」という現象が起こることがあります。その中には、決して故障ではなく、正しいハプニングもあります。ここでは、その例を紹介します。決して慌てないでくださいね。086フォルクスワーゲンのこだわりが生む正常なハプニング!?その理由は……その理由は…… [第5章]安全で快適なカーライフのために③その理由は……その理由は……ウインドーがロールアップしない!?ファンが止まらない!?車内に閉じこめられた!?スターターモーターを回してエンジンがかからなかった こんなとき、どうする?
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