Volkswagen Service® Library Ver.24
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車を降りてから、窓を閉め忘れていたことに気づくことはありませんか? そんな時でもフォルクスワーゲンは、リモコンキーの施錠ボタンを押し続けると、全ウインドウを自動的に閉めることができるのです。また、その逆に、乗り込む時にも解錠ボタンを押し続けると、全ウインドーが自動的に開きます。炎天下に駐車していた車に乗るときなどには、車に乗り込まずに窓を開放できる、とても便利な機能です。車側での設定が必要な場合があります。ヨーロッパ車のほとんどには、リヤフォグランプが装備されています。テールランプよりも明るい赤いライトです。霧の中や豪雨の際に、後続車に自分の存在を知らせるためのアイテムです。ヘッドライトのダイヤルを1段階または2段階引くことで点灯します。ときどき、霧や豪雨でもないのに点灯しているクルマを見かけますが、後続車にとっては眩しく、とても迷惑です。なお、片側だけに設定されているのは、後続車がブレーキランプと誤認しないようにとの配慮です。フォルクスワーゲンのドアハンドルは、全車グリップタイプを採用しています。しかも、かなり大型のものです。これは、万が一事故を起こしてしまった場合、車外からの救助を容易にするための配慮です。フラップタイプのドアハンドルですと、力が入りにくいものですが、グリップ式ならしっかりと力を加えることができるのです。もうひとつ、寒い冬に手袋をしたままでも、楽にドアを開けられるようにという理由もあります。極寒の地も走る、ヨーロッパ車ならではの配慮といえるでしょう。タイヤの空気圧が低くなった場合に、ドライバーに注意を促すのがタイヤ空気圧警告灯です。ABSのセンサーが常にタイヤの回転を監視し、タイヤの回転数に左右差が生じると空気圧が低下したと判断しているのです。もし、警告灯が点灯した場合は、タイヤの空気圧をご確認ください。なお、タイヤの空気圧を変えたとき、タイヤ交換またはタイヤローテーションを行った場合には、空気圧警告灯のリセットを実施してください。リセットはインフォテイメントシステム上で、もしくはグローブBOX内のスイッチで行います。085キーによる窓の開閉リヤフォグランプグリップ式ドアハンドルタイヤ空気圧警告灯

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