日本車の場合、ウインカーレバーはステアリングコラムの右側です。しかしフォルクスワーゲンは、右ハンドル車でもウインカーレバーが左側についています。これは国際的な規格に則ったものです。はじめのうちは誤ってワイパーを動かしてしまうことがあるかもしれません。リモコンキーを使ってドアの施錠/解錠をするので、キーシリンダーにキーを挿す機会は減りました。ただ、リモコンキーの電池切れや万一の故障に備えて、キーシリンダーを運転席側に残しています。ドアハンドル左側カバーを外すとキーシリンダーが確認できます。手動で施錠すると全てのドアが施錠されます。手動で解錠すると運転席のみ解錠されます。ヨーロッパには、日本では考えられないほど暗い道路がたくさんあります。そんな道に駐車する場合、走行してくる車に気づかれないと大事故につながる危険性があります。そこで、フォルクスワーゲンにはパーキングライトが装備されているのです。エンジンを切った状態で、ウインカーレバーを右か左に倒しておけば、その方向の前後スモールライトが点灯します。誤操作されるお客様も多いので、駐車する時には注意してください。フォルクスワーゲンのキーには、イモビライザーと呼ばれる盗難防止装置が内蔵されています。これは、キー本体と、それを受ける車両側の暗号が一致しないと正常に働かないというシステムです。ですから、正規ディーラー以外で複製キーを 作ってしまいますと、シリンダーの形状は同じなのにエンジンがかからない…ということになります。こうしてあなたのフォルクスワーゲンは、盗難から守られています。リモコンキーが標準のモデルは、助手席側にキーシリンダーがない複製キーは使えない(イモビライザー)初めてフォルクスワーゲンにお乗りいただく方は、はじめのうち不思議に思える部分があるはずです。日本車にはない、ヨーロッパ車特有の、そしてフォルクスワーゲンならではの操作法があるからです。ここでは、その代表的なものを挙げてみました。これがわかれば、あなたも立派なフォルクスワーゲンオーナーです。※車種により、一部該当しない内容があります。082右ハンドルでもウインカーレバーが左 [第5章]安全で快適なカーライフのために②パーキングライトこれがわかれば、あなたも立派なフォルクスワーゲンオーナー
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