Volkswagen Service® Library Ver.24
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エンジン性能を最大限に引き出すにはエンジンオイルの性能も重要です。精密なフォルクスワーゲン純正オイルフィルターはフォルクスワーゲンの各エンジンタイプに適合しており、オイル中の不純物、すす、金属粉などを効率的にろ過します。また高い密封性を誇り、フォルクスワーゲン専用設計ならではの優れた性能を発揮します。ブレーキフルードはブレーキペダルの踏み込み力をブレーキ装置に伝達する重要な役割をします。フォルクスワーゲンの純正ブレーキフルードは独自の品質基準に適合しており、様々な温度環境下でも安定した性能を発揮します。エンジン冷却水の凍結防止、およびオーバーヒートを防ぐことがクーラントの主な役割です。またエンジン内部の腐食を防止する機能もあります。フォルクスワーゲン純正クーラントはフォルクスワーゲン車の幅広いエンジンタイプに適合するように専用に開発されています。オイルフィルターろ紙部分には、エンジンオイル内部で発生した鉄粉などの不純物が溜まります。この汚れが溜まるとフィルターの機能は低下しますので、新品への交換が必要となります。フォルクスワーゲンの場合、オイル交換と同時にオイルフィルターの交換を行うことになっています。ブレーキフルードは酸化しやすく、空気中の水分や湿気を吸収しやすい性質があるため、使用の期間に応じて少しづつ水分が混入していきます。この水分がサビやブレーキの効きを悪くする原因となり、定期的な交換が必要となります。点検しないとどうなるの?純正部品以外のクーラントの使用や、クーラントを不適切な濃度で使用した場合、クーラントの早期劣化により、エンジン内部に腐食や水垢、凍結が発生する可能性があります。劣化した状態のまま使い続けるとエンジンのオーバーヒートを招き、最悪の場合にはエンジンが動かなくなることもあります。定期的に濃度の点検を行ない補充・交換を行なってください。分解して引き伸ばすと、紙の長さは1m以上になります。左は新品、右は使用後のもの。左は新品、右は使用後のもの。左が新品、右が使用した状態です。新品と使用後の差が一目瞭然です。076エンジンオイルフィルターブレーキフルードクーラント

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