Volkswagen Service® Library Ver.24
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シーラント剤トレッド面サイドウォール069ぶん、排水性能が低い傾向があります。 一方、静粛性を求めるなら、細かいブロックが刻まれたタイヤが効果的です。タイヤが発するロードノイズは、このブロックパターンで大きく変わるからです。 乗り心地を重視するなら、しなやかなサイドウォールをもったタイヤがおすすめです。路面からのショックを吸収するのがタイヤの役割のひとつですが、サイドウォールが適度にたわむことで、衝撃を和らげてくれるのです。一般的には偏平率(→P070を参照)が高いタイヤのほうが衝撃吸収には有利です。 最近の傾向としては、環境保護や省燃費の観点から、十分なグリップを確保しながら、ころがり抵抗が小さく、摩耗が少ないタイヤが求められています。そもそも、グリップと低ころがり抵抗は相反する要素ですが、“シリカ”などの素材をゴムに加えることでふたつを両立するタイヤが増えています。 また、ころがり抵抗を小さくするにはタイヤの直径を大きくするのも効果があります。同時にブレーキの効きを良くするためにホイール径を大きくして、大きなブレーキディスクを取り付けられるようにします。最近、大きく薄いタイヤが増えているのはこのためです。 そんなたくさんの種類から、フォルクスワーゲンは新車にふさわしいタイヤを選んでいます。適合するサイズが用意されるというのはもちろんですが、それ以上にタイヤの基本性能がフォルクスワーゲン車の性能タイヤと同じように定期的なタイヤ点検を実施してください。※シーラント剤は、説明用に分りやすくしてあり、実際の色とは異なります。を余すところなく引き出してくれるかどうかがカギになります。そのため、フォルクスワーゲンではさまざまなテストを繰り返しています。フォルクスワーゲングループ全体では、工場で新車に装着されるタイヤは約60種類におよぶといわれます。その絞り込みには、必然的に180種類程度のタイヤをテストすることになります。 テスト内容はさまざまで、安全性に関わるウェット性能や、快適性につながる真円度などが厳しくチェックされるのはいうまでもありません。また、タイヤの許容最高速度(→P070を参照)が現実味を持つドイツの自動車メーカーとしては、設定された最高速度よりも30km/h高いスピードで一定時間連続走行できなければ、採用されないなど、厳しい内容となっています。そのうえ、グリップ性能や省燃費性なども吟味されますから、こうして選ばれたタイヤが、その車にもっともマッチしたものであることはいうまでもありません。 なお、“認定タイヤ”は、ひとつのモデルに対して複数のタイヤメーカーの商品が用意されます。 ということで、タイヤ交換の時期が訪れたときには、新車に装着されていたタイヤまたはその同等品を選ぶというのが一番のおすすめです。交換のタイミングや、フォルクスワーゲン車とのマッチングなど、正規ディーラーではお客様に最適なアドバイスをさせていただきます。足元からも安全を考えていますモビリティタイヤ(シールタイヤ) 一部の車種には内部に粘着性の強いシール層を配した特殊構造のタイヤを標準装着しています。直径5mm以下の釘やネジが刺さり内部に達した場合、シーラント剤が速やかにパンク穴を塞ぎます。(トレッド面のみ) タイヤの空気圧が失われることがないため、路上での急なタイヤ交換や修理の必要がなく、安全な場所まで運転することが可能です。また、スペアタイヤを装備する必要がないため、車内のスペースをより有効に使うことができます。※タイヤ側面に「SEAL」の表示が目印です。サイドウォールへのダメージは、構造上修復されません。※タイヤの損傷に気がついた場合は、できるだけ早く正規ディーラーでの点検を行ってください。通常の

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