●多種多様な部品をコンピューターで管理し、全国の販売店へ毎日スピーディーに発送。お客様をお待たせしません。全国約500ヶ所へ即日出荷!ドイツ・カッセル 断崖絶壁のようにそびえるラックには、おびただしい数の棚が並んでいます。そのひとつひとつに異なる種類の純正部品が。ここは愛知県豊橋市のフォルクスワーゲン インポートセンター内にあるパーツデポ と呼ばれる部品倉庫です。 フォルクスワーゲンの純正部品は、一部に日本国内で調達されるものもありますが、ほとんどはドイツ・カッセルにある中央倉庫から日本のパーツデポに運び込まれます。検品・検査後に棚に収められた部品は、ここから全国の正規ディーラーに送り出されるわけですが、当然ディーラーで保管できる種類や数には限りがありますし、部品によっては利用頻度の少ないものもあるため、代わりにストックしておくのがここパーツデポの大きな役割です。 総床面積18,845㎡の倉庫に保管される部品のアイテム数は常に精査され39,000種類。この膨大なストックにより、ディーラーから注文された部品を、パーツデポから供給することが可能です。即納率は98%前後を保っており、これは日本の自動車業界のなかでもトップレベルの数字です。この高い即納率を維持する為には当然のことながら大きなコストと労力が必要となりますが、お客様の安心や利便性のためには、どうしてもこのレベルの即納率が必要だ、とフォルクスワーゲンは考えています。 そのうえ、パーツデポに在庫している部品は、オーダーの翌日に全国のディーラーに配送できる体制が整っています(一部地域は除く)。ドイツと日本の距離は決して近くはありませんが、純正部品だけをみると、あまり距離を感じずに済むはずです。 また、環境保護への取り組みも盛んです。入庫の際に発生する梱包資材などの量を減らしたり、リサイクルを図ったりして、廃棄物を削減することをはじめ、保管時には環境に影響を与える物質の流出防止に努め、また、水やエネルギーの使用も抑えるよう、工夫を凝らしています。さらに、出庫の際には箱の小型化や、省資源タイプの緩衝材を利用するなど、地道な努力を続けています。049パーツデポがドイツを身近にします
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