Volkswagen Service® Library Ver.24
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➡エンジン➡クラッチギアシフト➡ブレーキ(フット&パーキング)➡➡ホイールステアリング➡➡ラジオ➡ABSエアコン➡ミスファイア、アイドリング特性、加速状態など発進時のつながり具合、クラッチペダルの重さなどシフト操作、シフトロック、ダッシュパネル内のディスプレイ表示有無など作動状態、片効き、遊び、鳴き具合などバランス、ホイールベアリングのノイズなど遊び、直進安定性など受信状態の具合作動状態の確認作動状態的確に異常のある部分を発見するだけでなく、思いもしなかった部分についても、正確に診断をしてくれます。つまりチェックできる項目をすべてのポイントに渡って、確認することができるのです。ないインフォメーションの例としては、足回りからの異音やハンドルのブレなどが挙げられます。これらの症状はいくらテスターが優秀でも、サービス工場内で判明する症状ではありません。専門のノウハウを学んだ熟練のサービステクニシャンがドライバーとなり、テスターとは異なる角度から車の情報を得ると、それまでは現れなかった症状が発見できる場合も、稀にあるのです。テスターと実走行、この2段階におよぶ車両の動作確認が、お客様の愛車の点検をより確実なものとしています。 接続したODISテスターによりサービステクニシャンは、例えば各ホイールの回転数を個別に計測することができ、ABSが正常に作動しているかどうかは、この計測結果からも判断できます。メモリーに保存した画面のイメージをプリントアウトすることもできますので、気になる箇所については、お客様に数値でご説明することも可能なのです。 当然、逆のケースにも対応できます。スタッフが点検を行う前に、お客様からご指摘箇所がある場合には、その部分に関して徹底的な原因の解明を行います。このような場合、お客様にはサービステクニシャンと一緒に同乗していただいて、症状のご説明をお願いするケースがあります。これは、より確実なレベルで修理を行うために重要なステップであり、お客様のリクエストがあれば、いつでも対応させていただきますので、遠慮なくお申し付けください。愛車への信頼をより高めていただくためにも、必要な手段である、とフォルクスワーゲンは考えています。047ROAD TESTの主な内容サービステクニシャンが試乗するロードテスト

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