Volkswagen Service® Library Ver.24
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ODISはモデルごとのデータをすべて網羅し、1994年から最新モデルまで対応しています。サービステクニシャンは、車台番号をもとにODISがリストアップした車種や年式を選択します。電流、電圧、抵抗、導通などをテストする画面。直流、交流に対応。オシロスコープ画面なら、波形のチェックも可能です。診断により、車のさまざまな機能やパーツの動作チェックを自動的に行うことができます。最新のワークショップマニュアルがオンラインで閲覧できるのも、ODISの便利なところ。部分が正常に作動しているかどうかを確認するからです。 実際の作業には、診断プログラムがインストールされたテスター(故障診断機)を使います。サービステクニシャンは、お客様の愛車に専用の発信器をセットし、車両データをワイヤレスでテスターに送信します。ですから、ボンネットを開ける必要はありません。 ODISプログラムを起動したテスターでは、診断により、車のさまざまな機能や部品の動作チェックを自動的に行うことができます。万が一不具合箇所が見つかった場合には、その原因究明に向けて、さらに細かい診断を行ったり、場合によってはボンネットを開けるなど、修理に必要なステップへと進みます。不具合のあったパーツについては、その品番までこのシステムが教えてくれるのです。 また、ODISを使えば、車両に付いている各装置をコントロールすることもできます。たとえばABS(アンチロックブレーキ)のポンプ。正常に作動しているとセルフチェック機能が1回だけ作動し、その際、ごくわずかではありますが作動音を発します(詳細は取扱説明書をご覧ください)。ただ、エンジンルーム内に位置していることから、実際の走行中にその音を確認するのは困難です。しかし、診断システムを使えば、エンジンを止めた状態でポンプだけを動かすことができるため、サービステクニシャンの耳で作動の確認ができるのです。 さらに、ODISでは、正規ディーラーに置かれたデータサーバーに最新のサービス情報が自動的に送られてくるので、常に最適な状態で車両の診断ができます。また、車両に搭載されているコンピューターを最新版にアップデートするプログラムも素早く手に入るようになります。 ODISでは、診断に使うテスター上でワークショップマニュアルと呼ばれる車両解説書を閲覧することも可能です。こちらも最新情報がオンラインで提供されるため、適切でスピーディなトラブルシューティングに役立ちます。 しかし、車は動いてこそ、その価値を発揮するものです。実際に走行している時にのみ、発生する不具合も存在します。そのために、フォルクスワーゲンでは実走行によってトラブルを解析するロードテストも行っています。045専用診断システムがあなたの車を見守ります

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