Volkswagen Service® Library Ver.24
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ウォルフスブルクハンブルクニーダーザクセン州シュトゥットガルトインゴルシュタットベルリンアウトシュタットのシンボル 2棟のカータワーと、カスタマーセンターアウトシュタットの広さは、28ヘクタール(東京ドームの約6個分)人気のカレーヴルストもっと知りたい フォルクスワーゲン 豆知識 ドイツのウォルフスブルクといえば、フォルクスワーゲンの本社と、かつてビートルを生産していた工場がある場所として知られています。現在、ウォルフスブルクの工場には約60,000人の従業員が勤務し、フォルクスワーゲンを代表するGolfに加えて、Tiguan、Golf Touranなどが生産されているフォルクスワーゲンのメイン工場です。 街を走るのは大半がフォルクスワーゲン車で、まさに“企業城下町”という印象のウォルフスブルクですが、2000年を境にその様子は大きく変わりました。工場の隣に、「アウトシュタット」と呼ばれるテーマパークがつくられたからです。 ドイツでは購入した新車を、契約したディーラーだけでなく、このアウトシュタットで引き取ることが可能です。 それなら、納車をひとつのイベントとして、さらに想い出深い体験にできないだろうか。そう考えたフォルクスワーゲンは、納車のためのカスタマーセンターに加えて、さまざまな展示スペースを設けたテーマパークを建設。2000年のハノーファー万博にあわせてオープンしたのがアウトシュタットです。 アウトシュタットでは、ナンバープレートを抱えた人をよく見かけます。カスタマーセンターではこのナンバープレートを新車に取り付け、取扱いの説明をして車を引き渡します。ちなみに、ドイツでは多くの購入者がアウトシュタットでの納車を希望します。 アウトシュタットのシンボルが、2本の円筒の建物。カータワーと呼ばれるガラス張りのこの塔は20階建てで、納車を待つ新車400台が一時保管されています。その眺めは壮観のひと言。夜には美しい光を放ち、昼間とはまた違った姿を見せてくれます。アウトシュタットには高級ホテルのリッツカールトンがあり、ここに宿泊すればアウトシュタットの夜景を楽しむことができます。 車の引き取りが目的という人はもちろん、それ以外の人でも楽しめるのがアウトシュタットの魅力です。敷地内には、フォルクスワーゲンのみならず、さまざまなブランドの歴史的な車を集めたミュージアムをはじめ、フォルクスワーゲングループ各ブランドのパビリオンやレストランがあり、老若男女を問わず楽しめる施設になっています。アウトシュタットが自動車のテーマパークと呼ばれるのも納得できます。 アウトシュタットを訪れたなら、ぜひ体験したいのが「カータワーディスカバリー」と呼ばれるアトラクション。これは、ガラス張りのコンテナに乗ってカータワーの内側を見学するもの。実際に車を載せるリフトを使っているので、新車がどのように運び出されるのかを身をもって体験することができます。そして、最上階の展望台からはアウトシュタットやウォルフルブルクの街が一望できます。参加するには当日予約が必要ですが、人気が高いためすぐに予約がいっぱいになることも。アウトシュタットに到着したら、早めに予約することをお勧めします。 そして、もうひとつのお楽しみが、「カレーヴルスト」。カレーヴルストはフォルクスワーゲンの工場で人気の食べ物ですが、アウトシュタット内のレストランでも味わうことができます。ソーセージは本社工場自家製、ケチャップも専用品。ボリュームたっぷりのポテトが添えられるご当地グルメは、ランチに最適です。なお、専用のケチャップはお土産としても販売されています。 ライブなどさまざまなイベントも行われ、その人気はいまだに衰えを知らないアウトシュタット。オープン20年を超え、累計入場者数が3000万人を超えました。ドイツにおいでの際は、ぜひアウトシュタットに足を延ばすことをお勧めします。 0121ウォルフスブルクとアウトシュタット

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