「Euro NCAP Crash Test of Volkswagen Golf8 2021」動画[第1章]フォルクスワーゲンはこだわります⑤12342134「点」で溶接するスポット溶接「線」で溶接するレーザー溶接レーザー溶接についてレーザーによるロウ付けについて高張力鋼板についてテーラード ロールド ブランクについてルまで、変わらない安全性を追い求めています。「選ばれるモデルに違いはあっても、安全性に違いがあってはならない」と考えているからです。※Euro NCAPとはEuropean New Car Assessment Programmeの略称。「ユーロ・エヌキャップ」と読み、ヨーロッパ新車アセスメントプログラムのことです。「点」ではなく「線」で溶接する事で、さらにねじれに強いボディを実現。レーザー溶接を使って溝をスキマなく接合する事で、見た目もすっきりとしたルーフと、ねじれにも強い強靭なボディを実現。日本の基準の約2倍の欧州基準に基づいた鋼板を使用。特に乗員エリアなど人命にかかわる部分には、熱間成型で焼き入れ補強された最高クラスの超高張力鋼板を多く採用し、安全性を確保。高い強度が必要な部分により厚みを持たせることで高強度を実現。引張強度(DIN規格)軟鉄鋼板強化鋼板高張力鋼板超高張力鋼板熱間成形超高張力鋼板 フォルクスワーゲンの考える安全性は、いくつかの柱によって支えられています。中でもとくに重要視されているのが「強靭なボディ」です。 CADによって緻密に計算されたボディが、ねじれ剛性をアップさせています。 そのボディそのものが歪んでしまえば、せっかくのサスペンションもきちんと仕事をしてくれません。もちろん、走行中ボディはある程度“しなり”ます。しかし、設計段階の計算を超えてまでボディが歪んでしまっては困るのです。 これによって、滑らかな走りはもちろんのこと、路面からの衝撃を効果的に吸収するサスペンションが成り立っているのです。 運動性能面は勿論のこと、それ以上に衝突安全性能には妥協を許しません。 全モデルに超高張力鋼板を始めとする先進素材を積極的に採用し、剛性と軽量化を高い次元で両立。そして数十mに及ぶレーザー溶接により、高い剛性を実現しています。 また、ボディの骨格となる部分には、刀鍛冶の技術を取り入れた最強クラスの「熱間成形超高張力鋼板」を採用し、大きな衝突エネルギーに対しても耐えられる高い強度を実現しています。更にボディ構造には、衝撃吸収構造を採用し、衝突エネルギー吸収構造材・エネルギー分散構造材を組み合わせたクラッシャブルゾーンと、頑強なフレームで囲まれたキャビンが衝突時に高い乗員保護性能を発揮します。 これらの技術による安全性は、フォルクスワーゲンの多くのモデルがEuro NCAP※の最高評価である5つ星認定を受賞するなど、第三者機関によっても証明されています。 フォルクスワーゲンのボディへの拘りはこれだけにとどまらず、ボディの耐久性に関わる防錆対策にも力を注ぎ、錆に圧倒的な強さを発揮する総亜鉛メッキやカチオン電着プライマー(リン酸亜鉛処理)を全車に採用。12年もの錆穴保証を無償で用意するなど、お客様にフォルクスワーゲンを乗り続けていただけるように万全の体制を整えています。 通常、こうした安全性の概念は、そのメーカーの頂点に君臨するモデルにのみ与えられる場合がほとんどです。コストパフォーマンスが重要視されるコンパクトカーにとって、いくら安全性が高まったとはいえ、車両価格に跳ね返ってしまったら、競争力も半減してしまいます。安全装備こそ低コストで導入する。そうした姿勢があってこそ安全性を第一に考えるメーカーと言えるのではないでしょうか。 フォルクスワーゲンは、エントリーモデルのコンパクトカーから、フラッグシップモデ< 160MPa< 220MPa< 420MPa< 1000MPa> 1000MPa010安全なボディを支えるさまざまな技術強靭なボディが安全の基本
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